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カゼマチ(注・ネタバレ有)

ゲンパビ「カゼマチ」@アトリエ第七秘密基地

初日観劇。
めっちゃネタバレしますがよいですかね?
一応隠したほうがよいですかね?
客入れ時。舞台上、おもちゃの電車がぐるぐると回っている。
舞台上手と下手に青いレールが曲線を描いている。
これが風を表してるのかな?と勝手に想像。

物語の設定、人物の設定が面白い。
これはいつものゲンパビ通り。
ある宗教団体の仕業による放射能のせいで、
どこかおかしくなってしまった人たちが登場するが、
それぞれの人物によって症状が違うという、どこかファンタジックなところもあり、
これも今までのゲンパビと共通しているところ。
今回はとにかくシチュエーションが多い。
「ワンシチュエーションの会話劇を得意とする」ようなことを
どこかで読んだ事があるような気がするのだが、
今回に限っていえば当てはまらない。
その点、場面の切替え・転換にに工夫があり面白い。
「会話劇」という観点から言えば、
今までのように感情の露出する場面でも大げさ過ぎない演技が大半を占めながらも
後半のクライマックスでは一気に爆発する、というところは今までになかったところではないかなあ。
もちろん今までも静かにメリハリがあったのだが、
クライマックスが今回ほど引き立っていたことはなかったと思う。
これも、前半の「ゲンパビらしさ」があるゆえだと思われ、
そういう意味で、その「らしさ」がうまく生きた舞台だったのではないかと思う。
今までのゲンパビで狂気がここまでストレートに描かれた作品って僕の知っている限りではあまりないよね?
あーでも静かに狂気だね。いつも。
でも今回はわりとストレート。
「コウフク」とかもかなり狂気だけどこんなにストレートじゃないし。

この劇団の公演、ずっと見ているので、どうしても今までとの比較になってしまうけれども、
初見の方にも見ていただきたいですね。
しかし今回感想書きにくい。
てか阿部氏に色々聞いてみたい。
ワンシチュエーションでなくしたこととか、小道具の意味とか。
今回の作品の位置づけとか。

あとあれだ。シチュエーションの転換とも関わるのだけど、
一つ一つの場面が短く、決して疾走感ではないのだけれど、
今までより頭を使わずに観られた感はあるかな。
それが、作者にとっていいのか悪いのかはわからないけど。
観客からすると展開があったほうが面白く見られるので、
わりと見やすいのではないかな?
おそらく意図的なのだろうけれど、今後どういう方向に進んでいくのか楽しみな気はします。
わりといろいろチャレンジした感があるんだけど、どうなんだろう?
そうでもないのかな?

なんだかいっぱい書いちゃった。
ま、一言で言うと「ゲンパビらしく、その中で新しい境地を見た」作品だった気がします。




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プロフィール

oka

Author:oka
3つの活動をしています。
①劇団「柴犬ムツコ」主宰。作・演出を手がける。
②2011年5月~都内ライブハウスにて全曲オリジナル曲によるアコースティックライブを行う。
③某私立高校英語科非常勤講師。

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